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口頭

地下深部におけるコロイドを介した物質循環の事例研究

岩月 輝希; 久保田 満; 林田 一貴; 加藤 利弘

no journal, , 

瑞浪超深地層研究所の深度500mの花崗岩中に掘削された坑道と、その周囲に掘削されたボーリング孔で得られる地下水を対象として、コロイドの種類や放射性元素のアナログ元素となる希土類元素との相互作用、坑道を建設・閉鎖することで生じる人為由来コロイドに関わる研究を行った。その結果、地下水中にはケイ酸塩鉱物, カルサイト, 水酸化鉄などの粒子が認められ、金属元素や希土類元素の10-80%が0.1ミクロン以上の粒子とともに移動する可能性が示唆された。また、地下水で満たされ閉鎖された坑道では、人為由来コロイドとしてバイオフィルム、ZnSからなる粒子が観察される特徴があった。その一方で、坑道内の地下水では溶存態およびコロイド態の希土類元素濃度が有意に低く、地下水中の希土類元素を含むコロイドがセメント材料や粘土材料などに捕捉され、その移動が抑制されることが明らかになった。

口頭

上幌延泥火山における電気探査とボーリング調査; 泥火山噴出物のESR年代測定に向けて

宮川 和也; 宮良 信勝; 徳安 佳代子; 清水 麻由子

no journal, , 

泥火山とは、非火山性地域において地下深部から地下水やガスを伴い噴出した泥により形成された地形的高まり、と定義されており、泥火山現象は地下から地表への物質の移行経路として機能する。このため、泥火山は、高レベル放射性廃棄物の地層処分に関する地質環境の長期安定性の評価の観点から、避けるべき現象とされている。泥火山現象は、地下深部の異常間隙水圧と密接に関連しており、その生成メカニズムの解明を通して、異常間隙水圧との関連性をより明らかにすることが望ましい。本研究は、泥火山噴出物中に含まれる石英粒子を対象としたESR年代測定による泥火山の活動年代の調査を通して、その形成メカニズムを調査することを目的としている。本発表では、試料採取のために実施した比抵抗電気探査とボーリング調査の結果を述べる。電気探査の結果は、深部50mまで一様な5$$Omega$$m以下の低比抵抗領域の分布が確認され、高塩分濃度の地下水で飽和された噴出物が幅数十mの領域で少なくとも50mの深さまで堆積していることが示唆された。泥質噴出物の全岩組成の深度分布は、局所的な濃淡はあるものの、相対的に一様な組成であり、下部の地層からの噴出物であることが示唆された。なお、本研究はJSPS科研費JP26630468の助成を受けたものである。

口頭

河床堆積物中の安定セシウムと放射性セシウムの関係

田中 万也; 山崎 信哉*

no journal, , 

環境中における安定セシウムの分布から将来的な放射性セシウム移行挙動を評価できる可能性がある。そこで本研究では、福島で採取した河床堆積物中の安定セシウム及び放射性セシウムの分析を行った。川俣町山木屋地区で採取した堆積物中の安定セシウム濃度は粒径が小さくなるほど高い傾向を示した。細粒な画分における高い安定セシウム濃度は、風化過程で粘土鉱物に濃集していくためであると考えられる。こうした粒径分布は放射性セシウムにおいても同様の傾向であった。一方、阿武隈川(福島市)で採取した堆積物中の安定セシウムの粒径分布は山木屋堆積物とは対照的であった。シルトから細粒砂画分にかけて安定セシウム濃度が低下していくものの粗粒砂画分ではシルトサイズと同等もしくはそれ以上の濃度を示した。粗粒砂画分には多数の黒雲母粒子が肉眼で確認でき、XRDパターンにも黒雲母に由来する大きなピークが認められた。こうした粗粒砂における高い安定セシウム濃度は黒雲母に由来していると考えられる。同様に、放射性セシウムの粒径分布においても粗粒砂画分において高い濃度が見られた。

口頭

福島第一原発事故により放出されたCs-137のきのこへの濃集と環境への再拡散に関する研究

坂本 文徳; 香西 直文; 田中 万也

no journal, , 

福島第一原子力発電所の事故により環境中に大量の$$^{137}$$Csが放出された。森林地帯に降下した$$^{137}$$Csの一部は植物に取り込まれた。きのこが$$^{137}$$Csを濃集することは以前から知られている。しかし、鉱物が吸着した$$^{137}$$Csは長く保持されることが知られているが、きのこが濃集した$$^{137}$$Csの動態の詳細は調べられていない。そこで、今回天然のきのこ子実体への$$^{137}$$Csの濃集割合を調べるとともに、きのこに濃集した$$^{137}$$Csの動態を菌糸体を利用して調査した。きのこ子実体に濃集した$$^{137}$$Csの放射能は1.6$$times$$10$$^{7}$$ - 1.3$$times$$10$$^{3}$$ Bq/kgの範囲だった。室内実験での結果から、菌糸体が旺盛に繁殖している間は$$^{137}$$Csは高く濃集するが、菌糸体の繁殖を終えるとともに$$^{137}$$Csは再拡散することを確認した。菌糸を内包したバイオマットを利用した野外実験の結果、35日間の長期間設置では$$^{137}$$CSの濃集は確認できなかったが、8日間の設置で$$^{137}$$Csが濃集することを確認した。これは室内実験と同様の結果であり、きのこは一度濃集した$$^{137}$$Csを環境中に再放出すると考えられる。

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